社員の「ちょっと作って」をなくす、デザインバックオフィスという考え方
「来月イベントがあるから、チラシ作っておいて」
「この動画、いらないところを切ってテロップ入れられる?」
「ホームページの料金だけ変えておいて」
会社では、こんな仕事が突然発生します。
一つひとつを見ると、それほど大きな仕事ではありません。
わざわざ有名なデザイナーや映像制作会社に頼むほどでもない。
でも誰かがやらなければいけない。
そこで、
「Canva使える人いる?」
となります。
パソコンに詳しい社員。
SNSを担当している社員。
事務スタッフ。
若い社員。
あるいは社長自身。
そういう「なんとなくできそうな人」に仕事が集まっていきます。
未来来来株式会社では、こうした仕事をBPOとして扱う中で、一つのカテゴリーとして考えるようになりました。
私たちはこれを、
「デザインバックオフィス」
と呼んでいます。
デザインバックオフィスとは?
デザインバックオフィスとは、企業内で日常的に発生する、
チラシ、営業資料、SNS画像、簡易動画、ホームページ更新、既存デザインの修正、印刷発注などの制作業務を、専任デザイナーを雇わず外部で継続的に処理する
という未来来来株式会社の考え方です。
一流のクリエイターが必要な仕事を安く作るサービスではありません。
狙っているのは、その少し手前です。
「そこまでのクオリティは必要ない。でも、素人っぽいものは困る」
という仕事です。
会社には「一流デザイナーに頼むほどではない制作物」が大量にある
会社のロゴを作る。
商品のパッケージを作る。
ブランドサイトを作る。
全国に出す広告を作る。
こうしたものには、きちんと予算をかけて優秀なクリエイターへ依頼した方がいいと思います。
ところが会社で日常的に発生するのは、それだけではありません。
例えば、
社内イベントのチラシ。
採用説明会の資料。
セミナー告知。
営業資料。
SNS投稿画像。
YouTubeのサムネイル。
数分程度の動画編集。
既存ホームページの文章修正。
スタッフ紹介の追加。
料金表の変更。
ポスター。
名刺。
印刷物。
こうしたものです。
求めているのは、デザイン賞を取るような作品ではありません。
ちゃんと読める。
ダサくない。
会社として出して恥ずかしくない。
用途に合っている。
そして、思っていたよりちょっと良い。
このくらいがちょうどいい仕事が、実はかなりあります。
「チラシを作る」という仕事は、チラシを作るだけではない
ここは、BPOとして制作業務に関わっていて感じることです。
例えば、
「イベントのチラシを作って、500部印刷してください」
という依頼があったとします。
デザインだけを考えれば、
原稿を受け取って、レイアウトして、PDFを納品する。
で終わります。
でも会社側の仕事は終わりません。
そもそも何を載せるのか整理する。
写真を集める。
ロゴを探す。
QRコードを作る。
日時を確認する。
文章を短くする。
制作する。
社長に確認する。
修正する。
もう一度確認する。
印刷サイズを決める。
紙を決める。
印刷会社へ入稿する。
納期を確認する。
配送先を指定する。
ここまでやって、ようやくチラシが届きます。
つまり社員の時間を奪っているのは、
「デザインする時間」だけではありません。
その前後にある細かい仕事です。
未来来来株式会社がデザインを「バックオフィス」と考える理由はここにあります。
動画編集の「ちょっとお願い」は、だいたいちょっとでは終わらない
動画もよく似ています。
「この動画、5分くらいにまとめておいて」
と頼まれます。
編集する人は、
元動画を見る。
使う部分を決める。
不要部分を切る。
テロップを入れる。
音量を確認する。
画像を入れる。
冒頭と最後を整える。
書き出す。
確認してもらう。
修正する。
また書き出す。
という作業をします。
動画編集を日常的にしていない社員なら、さらに時間がかかります。
本人からすると、
本来の仕事の合間に動画編集をしている
状態です。
会社からすると制作費は0円に見えます。
でも本当は0円ではありません。
社員の時間を使っています。
ホームページは「作る」より「ちょっと直す」が困る
ホームページも同じです。
新しいホームページを一本作るなら、制作会社へ頼めます。
困るのは、その後です。
「料金を変更したい」
「スタッフを一人追加したい」
「この写真だけ変えたい」
「イベントのお知らせを載せたい」
「この文章が古いから直したい」
制作会社へ見積もりを取るほどではない。
でも自分ではやり方が分からない。
そこで、
社内で一番詳しそうな人
へ仕事が行きます。
そしてその人が退職すると、
「ホームページの触り方が誰も分からない」
となります。
これもデザインの問題というより、会社の日常業務の問題です。
CanvaとAIで「自分で作れる」ようになったからこそ起きている問題
現在は、以前より制作物を作ること自体は簡単になりました。
Canvaを使えば、専門のデザイナーでなくてもチラシやSNS画像を作れます。
生成AIを使えば、文章も画像も作れます。
動画編集ソフトも以前より使いやすくなっています。
これは素晴らしいことです。
ただ、一つ別の問題が出てきました。
できるから、自分でやってしまう。
社長がAIでチラシを作る。
営業社員がCanvaを触る。
採用担当が動画を編集する。
事務スタッフがホームページを更新する。
確かに外注費はかかりません。
しかし、
社長が2時間。
営業社員が3時間。
採用担当が半日。
制作作業をしていたとしたら、
本当にそれは「無料」なのでしょうか。
デザイン外注で一番難しいのは「価格と品質のちょうどいいところ」
ここに、もう一つ問題があります。
「だったら制作会社に頼めばいい」
となります。
でも会社側としては、
そこまでじゃない。
という仕事があります。
社内イベントのチラシに何十万円もかけたいわけではない。
SNS画像一枚ごとに制作会社と打ち合わせするのも大変。
ホームページの文章を数行変更するたびに見積書を取るのも面倒です。
反対に、
とにかく安い人へ毎回お願いすると、
品質が安定しない。
会社のことを毎回説明する。
前回のデザインを探す。
ロゴを送る。
色を説明する。
修正指示を出す。
これも結局、社内の仕事になります。
そこで私たちが欲しいと思ったのが、
「価格も品質もちょうどいい制作部門」
です。
100点ではなく「思っていたより良い」
デザインバックオフィスで目指すものを一言で表すなら、
「思っていたより良い」
です。
100点満点のクリエイティブを作ることを目的にはしません。
世界一格好いいチラシも目指しません。
そこに何十時間も使わない。
でも、
「こんな感じでお願いします」
と渡したら、
「あ、思っていたよりちゃんとしてる」
というものが返ってくる。
そして社員は、その制作作業をしていない。
ここに価値があります。
デザイン会社とデザインバックオフィスは何が違う?
例えば企業ブランドをゼロから設計するなら、ブランディング会社や優秀なデザイナーへ依頼するべきです。
高度な映像作品なら映像制作会社。
大規模なWebサイトならWeb制作会社。
デザインバックオフィスは、それらを安く代替するものではありません。
扱いたいのは、
会社の日常で繰り返し発生する制作業務です。
チラシ。
資料。
SNS画像。
サムネイル。
簡易動画。
Web更新。
印刷。
こうした仕事を、
毎回「誰に頼もう?」から始めない。
ここが違います。
一度作って終わりではなく「会社のことを覚えていく」
BPOとしてデザインを扱う意味は、もう一つあります。
継続して仕事を受けることで、
会社のロゴ。
使用する色。
フォント。
写真。
過去のチラシ。
文章の雰囲気。
社長が好きなデザイン。
逆に嫌いなデザイン。
よく使う印刷サイズ。
いつも使う資料。
などを蓄積できます。
例えば一枚目のチラシで、
「もっと文字を大きくしてほしい」
「こういうAIっぽい画像は好きではない」
「オレンジをメインにしたい」
という修正があったとします。
普通なら、その制作物が完成したら終わりです。
デザインバックオフィスでは違います。
その修正自体が、次回の制作情報になります。
二回目は説明が減る。
三回目はもっと減る。
徐々に、
社外にある自社制作部
のような状態に近づいていきます。
社員がCanvaを使うことが悪いわけではない
もちろん、社員が自分で作った方が早いものもあります。
5分でできるSNS画像。
文字を一箇所直すだけ。
簡単な資料修正。
こうしたものまで何でも外注する必要はありません。
判断基準はシンプルです。
その人がやった方が、本当に会社として得なのか。
例えば営業社員が3時間チラシを作ることで、本来できた営業活動がなくなるなら考える。
経営者が夜に動画編集しているなら考える。
事務スタッフに制作物が集中して、本来の事務が遅れているなら考える。
制作費だけではなく、
誰の時間を使っているのか
を見ることが重要です。
デザインバックオフィスが向いている会社
例えば、
専任デザイナーを雇うほど制作物は多くない。
でも毎月何かしら作るものがある。
チラシや営業資料を社員が作っている。
社長自身がCanvaを触っている。
簡単な動画編集に社員が時間を取られている。
ホームページの小さな更新が止まっている。
印刷発注まで社員がやっている。
制作物ごとに違う外注先を探している。
こうした会社には、デザインバックオフィスという考え方が合う可能性があります。
未来来来株式会社が考える「デザインバックオフィス」
未来来来株式会社は、もともと企業のバックオフィス業務を支援しています。
その中で私たちは、
「これは事務なのか、デザインなのか?」
という仕事にたくさん出会います。
チラシを作って印刷する。
営業資料を整える。
画像を作る。
動画を編集する。
ホームページを更新する。
これらはクリエイティブでもあります。
でも会社側から見ると、
日々発生する「誰かやって」の一つ
でもあります。
だったら、経理や採用事務と同じように、
制作業務にもバックオフィスがあっていい。
一流のデザインが必要な仕事は、一流のクリエイターへ。
自分で5分でできる仕事は、自分で。
そしてその間にある、
「ちゃんとしたものが欲しい。でも、社員の半日を使いたくない」
という仕事を外へ。
安さだけでもない。
クオリティだけでもない。
ちょうどいい価格で、思っていたより良いものができる。
しかも、社員は本来の仕事をしている。
私たちは、そんな会社の日常的な制作部門を、
「デザインバックオフィス」
と呼んでいます。
当社の制作例
◆当社スタッフ制作 品川区倫理法人会様 プロモーション動画
◆当社スタッフ制作 ネット通販スクール イメージ動画
◆チラシやパンフレットデザイン制作例
「C4」様 パンフレット表紙デザイン

◆「C4」様 活動報告チラシ

◆「C4」様 レセプションチラシ

◆品川区倫理法人会様

◆チラシと動画制作の料金表(2026年9月時点)となります。
A.Iで様々な事が一人でできるようになりました。しかしながら日本のGDPは上がって行っていません。
むしりA.Iで余計に忙しくなったという感覚はないでしょうか?
これは生産性が変わっていないという事です。
結局は社長が経営に集中できない会社にならないと伸びないという事ではないでしょうか。
チラシはデジタルデザインから印刷して納品までをワンストップ対応可能です。

デザインバックオフィスで想定している業務
チラシ・フライヤー制作、営業資料・採用資料、SNS画像・サムネイル、簡易的な動画編集、既存ホームページの更新、バナー制作、既存デザインの修正・サイズ展開、印刷データ作成、印刷発注など。
「制作会社に頼むほどではない。でも社員がやるには時間がかかる」
そんな制作業務からご相談いただけます。
監修:未来来来株式会社 Bpaas Bussen Ops事業部
最終更新:2026年9月27日




